電子地図で考え分析しよう

シナリオ3:単純表示(GeoJSONをQGISに表示)

ねらい


学習目標


ケースの概要

このシナリオでは、日本で公開されているGeoJSON形式のデータを使用します。このデータには、地域内の重要な施設の位置情報が含まれています。学習者は、このデータをQGISに読み込み、様々な表示設定を行いながら地図上でのデータの解釈と分析を行います。最終的には、分析結果を基にした地図を作成し、それを画像やPDFファイルとしてエクスポートする方法を学びます。このプロセスを通じて、地理情報システムの基本的な操作と、地域データを活用した問題解決のアプローチが身に付きます。


使用ツール


作業の手順

1. 地域のオープンデータカタログサイトからGeoJSON形式の地点情報を入手する。ここでは「G空間情報センター」で公開されているデータセットを例にとりあげる。
G空間情報センター
2. ダウンロードするデータセットを検索する。この例では「埼玉県」で検索した。
G空間情報センター
3. 埼玉県のデータセット一覧が表示された。データのフォーマットからGeoJSONを選択する。
埼玉県データセット一覧
4. 埼玉県のGeoJSON形式のデータセット一覧が表示された。
GeoJSON一覧
5. 埼玉県のGeoJSON形式のデータセット一覧から、例として「指定緊急避難場所データ ‐埼玉県」を選択する。
指定緊急避難場所データ
6. 指定緊急避難場所データの一覧から「指定緊急避難場所データ_11埼玉県(GeoJson)」の詳細ボタンをクリックする。表示されたメニューの「ダウンロード」をクリックしてファイルをダウンロードする。
指定緊急避難場所データ_11埼玉県(GeoJson)
7. QGISを起動し、背景地図を設定します。「ブラウザ」の「XYZ Tiles」の「OpenStreetMap」をダブルクリックする。
背景地図の設定
8. QGISの背景地図にOpenStreetMapが表示される。
背景地図
9. GeoJSONデータを表示するレイヤを設定する。QGISのメニューの レイヤ > レイヤの追加 から「ベクタレイヤの追加」を選ぶ。
ベクタレイヤの追加
10. ソース欄にダウンロードしたGeoJSONファイル(11.geojson) を指定し「追加」ボタンを押す。
GeoJSONファイルの追加
11. レイヤ欄にインポートしたGeoJSONのファイル名「11」が追加されていることを確認する。
GeoJSONファイルの追加
12. 背景地図上にGeoJsonの地点情報が表示されていればインポート成功。
QGISのレイヤの追加
このシナリオを通じて、GeoJSONデータをQGISで表示し、カスタマイズする基本的なスキルを身につけることができます。これらのスキルは、地域のデータを視覚的に分析し、より深い理解を得るために非常に有用です。

評価のポイント


リソースとサポート


事前準備


発展的な学習